建築家 レム・コールハースの甥にあたり、建築家としてもインターナショナルに活躍する レム・D・コールハースがクリエイティブディレクターを務めるシューズブランド "ユナイテッド ヌード（UNITED NUDE）"。2003年にイギリスでスタートしたこのブランドは、靴をひとつの建築物と考え、他にはない印象的なヒールとハイブリッドなデザインと、構築的でヒューチャーリスティックなデザインながら、安定した履き心地を誇っている。そんな"ユナイテッド ヌード"とタッグを組むのは、1971年にスタートし、日本が世界に誇るファッションブランド"イッセイ ミヤケ（ISSEY MIYAKE）"だ。2017年プレ・スプリング・コレクションから始まったこのコラボレーションは、「ISSEY MIYAKE×UN」として、"イッセイ ミヤケ" がデザインディレクションし、"ユナイテッド ヌード" がデザイン・技術・素材の提案をするというもの。未来へ続くモノ作りの可能性を探りながら、「点・線・面」をコンセプトに、ベーシックラインとコレクションラインの2つのラインで展開する。今回は、そんな貴重なコラボレーションの並ぶ「ユナイテッド ヌード渋谷パルコ店」をご紹介する。

「ユナイテッド ヌード渋谷パルコ店」は、渋谷のシンボルの1つ、渋谷パルコの3Fに位置している。エレベータを上がってすぐ右のスペースに、開放的かつ重厚感のあるチェリーレッドの棚にずらりと並ぶユニークなヒールの形をしたシューズたち。目を引くシューズたちは決して奇抜ではなく、リーズナブルなデザインの、しっかりとした合理性を感じるものだ。

決して「普通」ではないが、その履き心地はしっかりと保証されている。北欧の建築物を思わせるデザインだ。両者がタッグを組んで生み出したものは、「何かを削り出したようなシンプルなもの」。構造が全て見えるデザインであり、機能的で快適性もあり、さらにアイデンティティも併せ持つシューズたちは、両ブランドの力が結集されてつくられている。

「誰もが履いてみたいと思うような、そして一日の気分が明るくなるような靴を届けたい」という思いで作られたこれらのシューズたちは、見ていても決して飽きることがない。ハイファッションを提案しながらも、履き心地がよく、タイムレスなモノ作りをしている同ブランドでは、世間をあっと言わせる奇抜なものも必要だけれど、しっかりとした定番も作るというポリシーを持っている。

見た目にモード感が漂うため、場所は選ぶが、プライベートでお気に入りの場所へ出かける際などには1足あると気分が高鳴るシューズだ。
気になる方は、ぜひ覗いてみていただきたい！

UNITEDNUDE渋谷パルコ店
住所：東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 3F
営業時間：11:00〜21:00
電話：03-6416-5887