日本のシューズブランド "ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)"は、2010年に竹ヶ原敏之介が設立したレディースシューズブランド。デザイナーの竹ヶ原氏は大学在学中より独学で靴作りをスタートさせ、英国ブランドの"ジョージコックス"のデザインを始める。1994年、ドレスシューズブランド"竹ヶ原敏之介"として開始した後、98年からトリッカーズのビスポークライン(オーダーメード)を手がける。2004年には、英国北部に位置する世界唯一の靴博物館「Northampton Museum and Gallery」に製作した靴が永久保存として収蔵されるまでになるが、これは欧米諸国出身者以外では初の快挙。2009年には渋谷区神宮前に初の直営店(GALLERY OF AUTHENTIC)をオープンし、現在はメンズドレスシューズラインを"AUTHENTIC SHOE&Co."のほか、メンズ・レディース合わせて5つのブランドを展開している。

ミニマルなデザインと精巧なディテール、計算された設計によって生み出される女性のためのコレクションで足をより美しく見せるよう追求したデザインが特徴の"ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)"。厳選された素材を用い、伝統的な製法と現代の優れた技術を融合させながら丁寧に作られているクオリティーの高さも魅力の1つである。特に日本人女性の足の骨格に合うように計算して作られたオリジナルのラストを使用しているため、着用時の履き心地やフィット感が良いのが人気の秘密だ。グッドイヤーウェルト製造方法を採用し、耐久性を高めながら女性的なシルエットを叶えている「サービスマンシューズ」や、しなやかなレザーをアッパーで用いて製作された、モックタイプのスリッポンやサンダルなど、メンズライクな着こなしにはもちろん、モードな着こなしにもぴったり。同ブランドが挑み続ける「クラシックと前衛の折衷」。時代を超えて受け継がれてきたものは、これからも長く大切に履きたいと思わせてくれるシューズの展開を、今後も大いに期待したい。