1927年にイタリア・フィレンツェにてシューズブランドとして創業した「サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」。

その歴史を振り返り、ハリウッド女優や王侯貴族も愛した靴の中から、オードリー・ヘップバーンのために作られた「オードリー」をご紹介します。

オードリー・ヘップバーンは、生涯フェラガモの靴しか履かなかった!

オードリー・ヘップバーンは、生涯フェラガモの靴しか履かなかった!

サルヴァトーレ・フェラガモの靴屋としての歴史

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)氏

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)氏

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)は、なんと11歳で靴屋を開業します。

そして15歳の時に、靴の大量生産に成功していたアメリカに渡りボストンの工場で働き始めます。
しかし機械で大量生産される靴に失望し、わずか2週間で辞めてしまいます。

その後兄たちが住んでいたカリフォルニアへ移り、そこで兄弟で靴屋を開業しました。

映画関連の靴の制作を請け負うようになり、24歳で兄たちから独立し「ハリウッド・ブーツ・ショップ」という店舗をオープンしました。

サルヴァトーレの作る靴は、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、ソフィア・ローレンといったハリウッド女優たちから大変評判でした。

そして大成功を収め、「スターの靴職人」と名声を得ます。

また、足を痛めない靴を製作するため、南カリフォルニア大学で解剖学を修めました。

サルヴァトーレ・フェラガモ、フィレンツェで開店!

妥協は決して許さなかった、サルヴァトーレ・フェラガモ

妥協は決して許さなかった、サルヴァトーレ・フェラガモ

その後、27歳でイタリアに戻ったサルヴァトーレは、フィレンツェのマリネ通りに「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」をオープンします。

当時、イタリアでも機械を使った靴の大量生産が行われていましたが、サルヴァトーレは品質の妥協を決して許しませんでした。

工員をたくさん雇い、それぞれに専門部分を受け持たせる「流れ作業方式」でしたが、すべての工程は手作業で行いました。

その後世界大恐慌や第二次世界大戦などいくつかの危機もあり、倒産したこともありました。

それでも王侯貴族や有名人も含めた多くの顧客は、その履き心地のよさを求めフェラガモは復興したのです。

サルヴァトーレ・フェラガモ、靴作りの信条

「フラットフォームソール」は今で言うウェッジヒールのこと

「フラットフォームソール」は今で言うウェッジヒールのこと

出典:rococo

「見えない靴」

「見えない靴」

出典:rococo

サルヴァトーレ・フェラガモの靴作りの信条は、流行を追い求めるだけでなく、足にフィットする履き心地の良い靴を作ることでした。

サルヴァトーレ・フェラガモは、顧客の足に触れただけでその人物の体調も分かったとも言われています。

そのためサルヴァトーレ・フェラガモは、誰もが考え付かない形状や素材を利用した靴を生み出しました。

甲部を透明なナイロンの糸で作った「見えない靴」、波状の「ウェッジ・ヒール」、「フラットフォームソール」などを発表し、350もの特許を取得しています。

オードリー・ヘップバーンのために作ったバレエシューズ

履き心地を重要視するサルヴァトーレ・フェラガモの靴は、代表的な「VARA(ヴァラ)」をはじめフラットシューズが多いですよね。

そんなサルヴァトーレ・フェラガモが、1950年代に女優オードリー・ヘプバーンのためにデザインしたバレリーナシューズがあります。

その名も「オードリー」。
ストラップが付いた上品なフラットのバレエシューズです。

高いヒールのきらびやかな靴もあこがれますが、きちんと歩けるどこに履いていっても恥ずかしくない気品ある靴。

これこそ一足は持っておきたい、たしなみある女性のための靴ですね。

まとめ

サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の歴史と、オードリーヘップバーンのために作られた靴をご紹介しました。

一足の靴を歴史から見ていくと、また違った印象になりますね。

「オードリー」でヘップバーンのようなステキな女性に少しでも近づけるようになりたいですね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連する記事

アメリカの土足文化の謎!その理由を徹底分析!

家でも靴を履いて生活をするアメリカ。日本では考えられないことですよね。なぜアメリカは土足文化なのか。本日はそ…

mayulu / 10887 view

知られざる靴の歴史!洋式の靴は江戸時代から始まっていた?!

歴史を遡ると、日本の靴のイメージって草履ですよね。でも実は洋式の靴は江戸時代から始まっていました!本日は知ら…

mayulu / 3297 view

明治から現代まで!デザインも用途も進化を遂げた日本の靴の歴史

日本人が今のような洋式の靴を履くようになったのは、おおよそ150年前からです。時代とともに靴は進化していき、…

bontaku / 1005 view

朝ドラ「べっぴんさん」で注目!靴職人の仕事ぶり

NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」で市村正親さん演じる靴職人が話題となっています。今回はそんな靴職人の…

kirakira / 1706 view

世界で一つのスニーカーも!?「リーボック(Reebok)」はつねに時代の一歩先を行く…

スポーツ愛好家に人気!機能性の高いランニングシューズやウォーキングシューズなどを展開するスポーツブランドとし…

cororoizm / 1236 view

足の形は5種類もある!?これこそが日本と海外の靴のサイズの違いを生み出す原因だった?

新しい靴を買ったのに何だか合わない… そんな経験、ありませんか? 自分に合った靴を購入するためには、自分の足…

little flower / 66264 view

昔は足を小さく見せる風習も!日本と異なる中国の靴文化

最近では国内でもたくさんの中国人観光客を見かけるようになりました。中国の独特の靴文化についてまとめました。

kojihei / 3171 view

エコだからこそ!スウェーデンでは靴の修理に対して優遇措置をとる?

エコが叫ばれている昨今ですが、まだまだ大量生産大量消費の社会から脱却できていません。靴も同じ傾向があり、壊れ…

redwall / 1334 view

同じセンチ表記でも日本とヨーロッパでは大きさが違う!?靴のサイズの謎を解説!

海外でいい靴を見つけたとき、サイズを確認しようとして戸惑ったことはありませんか?また輸入物を扱うお店でも同じ…

ゆか / 7615 view

日本人はかかとを踏みつぶしやすい?靴における守るべきマナーについて

靴のかかとを踏み潰している方はいませんか?日本では靴の脱着が多く、靴のかかとが潰れている人が多いと言われてい…

kojihei / 5049 view

シューズ選びにおける日本と欧米との違いとは?実はこんなに違うんです

ファッションの本場といえば欧米ですよね。アメリカ、イギリス、フランス、イタリア……様々なファッションの源流と…

hamunida / 1880 view

カジュアルに決めたいモカシン!ネイティブ・アメリカンから広まったって知ってた?

モカシンは、ネイティブ・アメリカンが履いていた、スリッポンがルーツとされています。昔は、一枚革で足を包むよう…

ももぷに / 815 view

一番初めに人気になった靴は?海外ではこんなシューズが人気だった!

靴が一般化したのは実はほんの200年前だったんです。その時、世の中で一番人気の高かった靴はなんだったのでしょ…

mayuripon / 1218 view

靴の試着で気を付けるポイントは?足に合ったシューズを見つけるために必要なこととは!

シューズ選びをする際、皆さんはどのようにしますか?ただサイズを見るだけではなく、実際に履いてみて確かめるとい…

kutsukutsu / 1456 view

3月15日が靴の記念日に制定された理由とは?それは日本の靴のルーツにあった!?

靴の記念日は3月15日です。「くつ」という語呂は関係ないのになぜその日なのでしょうか?日本の歴史にその答えは…

erin / 2987 view

kirakira

ファッション・コスメ・旅行が大好き。大人かわいい女子になりたい!